日本ではまだあまり馴染みのないパラソル。
海外の多くの商店ではすでにランドマーク的存在として確固たる支持を得ていることはあまり知られていないかもしれません。
それは日本ではまだ一般家庭向けパラソルが普及し始めた段階であり、事業用としての価格・強度・用途などが確立していないためではないでしょうか?
ここでは主に一般家庭用ではなく、事業用途としてのパラソルにスポットを当て、解説していきたいと思います。

業務用パラソルとは?

業務用パラソル、事業用途としてのパラソルとはどういうことでしょうか?
それは、一般家庭用(個人用)パラソルではないということになります。

業務用パラソルと一般用(個人用)パラソルの違い・比較

それでは、業務用(事業用途)パラソルと一般家庭用(個人用)パラソルの違いについて順を追って解説したいと思います。

一般用(個人用)パラソル

すでにAmazon、楽天、ホームセンターなどで販売されているパラソルのほとんどがこの一般家庭用(個人用)パラソルです。
値段が手頃で、柱は細く、重量がありません。
設置に専門的な知識がなくとも、個人で組立・設営が可能な構造になっております。
価格は数千円~数万円程度で安価なものとなります。

業務用パラソル

一般家庭用(個人向け)パラソルの捉えていただいて問題ないかと思います。
価格面ではピンキリになりますが、概ね一般家庭用(個人用)パラソルより高価で、目安として10万円前後からとなっており、柱が太く、重量感があります。
設置も専門の工具や、職人を必要とするなど、けして個人で安易に組立設置できる構造ではない場合がほとんどです。
これは業務用(事業用)では最も優先する条件が顧客への安全確保であることが理由です。
不特定多数の方が出入りするお店や、公共施設、公道などに設置する場合、安全の確保が最優先されます。
日本は毎年台風も多く、強風により柱が1本しかないパラソルは、テントやその他の庇に比べ耐風強度が弱くなるので特に安全確保に関しては注意すべきでしょう。
また、1本しかない柱が細く、簡単に傷むようでは風に煽られたり、何かが当たった際には大事故になる恐れがあります。

業務用パラソルのメリット・デメリット

では、業務用(事業用)パラソルのメリット、デメリットについてさらに詳しく解説したいと思います。

メリット

ここまでお話してきた通り、最大のメリットは「安全性」ということになります。
逆に安全性に配慮してないパラソルは一般用(個人用)パラソルと言っても過言ではないでしょう。
その他、文字入れ・名入れが可能であったり、修理・交換部品を販売していたりなどメーカーによるアフターケアが充実している点も業務用(事業用)パラソルのメリットと言えるでしょう。

デメリット

デメリットはどうでしょうか?
これはやはり価格面ということになります。
太く丈夫な柱を利用すれば、当然価格も重量も増えることになり、設置費の面でも専門の機械や職人を依頼しないといけないため、コスト高になりがちです。
部品交換や、文字入れでも同様にコストや専門知識が必要になって来るでしょう。

一般用(個人用)パラソルのメリット・デメリット

対して、一般用(個人用)パラソルではどのようなメリット・デメリットがあるのか見て行きたいと思います。

メリット

一番のメリットはやはりコストでしょう。
次点で設置の容易さということになります。
専門の機械・業者を必要とせず、手軽に組立設置できるのも一般用(個人用)パラソルならではのメリットです。

デメリット

反対にデメリットは安全性と重量と強度ということになります。
パラソルは1本の柱で風圧に耐える構造のため、これを支える柱強度と重量は安全確保の視点から見るととても重要な要因で、手軽に組立・設置ができるということとは一見して反比例の関係にあるように思えます。
また、カスタマイズ性や、天幕交換など、性能維持のための将来性にはあまり考慮された設計になっていない場合がほとんどです。
つまり、末永く愛用するというより、言い方を変えれば、使い捨てのような位置付けであることに注意したいです。

業務用・一般用(個人用)パラソルを選ぶ際に押さえておきたいポイント

ここまでの解説から、業務用パラソルを選定する上では「丈夫で」「重量があり」「安全で」あり、付加価値的に性能維持、カスタマイズ性に優位であること。
一般用(個人用)パラソルでは「手軽に組立でき」「安い」ことが選定ポイントであることが分かります。
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Amazonや楽天で販売されている安価なパラソルには注意

一見業務用(事業用)パラソルに見える商品でも専門店ではないモールで販売しているパラソルはすべて一般用(個人用)と考えていただいて良いと思います。
業務用(事業用)パラソルであれば専門店からのご購入が間違いないでしょう。
なぜならモールで販売している商品は在庫がなくなったら販売を中止する可能性が高いからです。
業務用(事業用)パラソルであるなら継続して安定供給されているサイトでの購入することを選択しておいた方がベストチョイスと言えます。
後々、消耗品や、天幕など交換パーツが購入できる専門サイトの方がアフターサービスが充実している可能性が高いからです。

パラソルマーケットの業務用・一般用(個人用)パラソルについて

パラソルマーケットでは一般用(個人用)、業務用(事業用)それぞれお求めの方に最適なパラソルを取り揃えております。
業務用(事業用)パラソルであれば名入れ・文字入れなども検討いただけます。
また、ここまで解説した結果、「丈夫で」「重量があり」「安全で」「手軽に組立でき」「安い」業務用(事業用)パラソルは存在しない、ありえないパラソルについてもできる限り寄り添った価格・強度・手軽さでご提案できる商品もございます。
パラソルステラ ポラーレ
当店オリジナル業務用パラソルのパラソルステラシリーズより「ポラーレ」をご紹介したいと思います。
ポラーレは業務用パラソルとしては比較的安価で購入でき、柱は52mm×82mmを採用。
アルミ製でサビ知らず。
2種類の専用のウォーターウェイトが選択可能で十分な安定性、誰でも設置でき、PDタイプのウォ-ターウェイトを選択頂けば、キャスターにより設置してからの移動も楽々。
名入れ・文字入れも対応しており、天幕の交換までご自身で対応可能。
急な強風や、雨にもワンタッチ開閉機構で瞬間で収納でき、安全対策もばっちり。
パラソルステラシリーズの「スピカ」はポラーレよりさらに太く62mm×102mmの柱を採用。※スピカへのリンク。
ポラーレのさらに一段上の安定感をご提供します。
さらに、ポラーレにはない仰角度調整機能が備わり、PDタイプのウォ-ターウェイトにより設置場所を選びません。
「ポラーレ」「スピカ」共にLED照明と専用ソーラーパネルが付属。
夜間でも屋外での歓談にご利用いただけます。

まとめ

ここまで解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
まだ日本ではパラソルの文化が定着していないため一般用(個人用)と業務用(事業用)パラソルが入り乱れて販売されており、どこで何が購入できるのかいまだ判然としない事実を目の当たりにし、こういった記事の執筆にいたりました。
台風があるから日本ではパラソルは採用されないというのはすでに過去の情報です。
きちんとした業務用(事業用)パラソルを採用することで強風対策も十分可能。もしかしたらテントや庇よりも一瞬で畳めるパラソルの方が安全だと言えるのではないでしょうか?
是非ご一読頂き、パラソル検討の参考として頂けたら幸いです。

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